ゴールデンウィークに行きたい国内の穴場(しまなみ海道)

ゴールデンウィークに行きたい国内の穴場(しまなみ海道)

「しまなみ海道」、ご存じですか。
聞いたことはあるかと思いますが、広島県と愛媛県の間、つまり瀬戸内海の島々を転々と渡る道のことを言います。
島々を転々としながら海の上の道を渡ってゆくので、しまなみ街道という名前がつけられました。
しまなみ海道を含め、本州と四国を結ぶルートは3つあるのですが、しまなみ海道だけは、自転車、歩行者、原付(125cc以下)用の道が整備されています。

 

一番人気は、自転車でサイクリングしながら渡るコースです。
普段、運動不足を感じていらっしゃるかたがたには、旅行しながらサイクリングできるしまなみ海道はおすすめですね。
気候が良いゴールデンウィークは、旅にもサイクリングにも最適ですから、まさしく穴場と言って良いでしょう。
しまなみ海道を自転車で渡るコースなら、2日間の日程を確保したほうが良いでしょう。
1日で渡りきれないというわけではありませんが、1日ですと、途中の島々を見て周ったり、ゆっくりと休憩したりする時間をとることが出来なくなってしまいます。

 

島を次々と渡ってゆくため、思いのほかアップダウンが多く、自転車では休憩が必要になると思います。
もちろんそれは絶対と言うことではありませんので、1日で渡りたいかたは、頑張れば出来ないことはありませんよ。
なるべくなら、島の観光もしつつ、のんびり2日、余裕があれば3日くらいかけて周るのがおすすめということです。
たとえば、伯方の塩で有名な伯方島は、美しい隠れビーチの宝庫と言われています。
島に立ち寄り、是非ぐるりと一周してみてください。

 

日本の各地でも見られますが、干潮の時だけ陸続きになるという「大角豆島(ささげじま)」もありますよ。
道が消えると大変ですから、消える前に必ず戻りましょう。
愛媛県の島では最も大きく、見所が数多くある島が「大三島」です。

 

ここを、しまなみ海道としてのルートだけで通り過ぎてしまいますと、5キロしかありません。
ですが、島を一周しますと、50キロ近くあります。
さすがに、50キロ走ると時間が無くなってしまいますので、いくつかの観光スポットをピックアップして見学しましょう。
大三島には、ミュージアムが点在していますので、それらを巡るのもおすすめです。
万が一の雨天のときにも、良いですね。

 

ホッとできるカフェもいくつもありますし、雑貨店などのお店も楽しいです。
「生口島」は、島全体を美術館に見立てて「島ごと美術館」とし、あちらこちらの場所に、立体アートが展示されているという珍しく興味深い島です。
特にアートが好きというかたでなくとも楽しめますよ。
サイクリングしているかたたちが集う神社があるのは「因島」です。
サイクルオアシスとして、休憩場所を提供してくれているのですが、自転車の祈祷や、サイクリストさんたち専用のお守りもあります。

 

このように、島々を楽しみながら自転車や原付で旅行をするゴールデンウィークはいかがでしょうか。
しまなみ海道自体が穴場ですが、しまなみ海道から少々外れた場所にあって、船で周ることができる「ゆめしま海道」はさらに穴場です。

 

時間に余裕のあるかたは、自転車ごと船に乗ってそちらも周ってみてはいかがですか。
短い連休もかたも、かなり長い連休のかたも、それぞれの楽しみかたができるしまなみ海道、おすすめです。